入社後半年間は離乳部門勤務。
その後、分娩部門に異動し5年目にチームリーダー就任。
結婚後一度現場を離れパート勤務となるが、2018年に再度社員として現場へ復帰。
現在も分娩部門でリーダーとして豚舎の管理、人材育成に努めている。
分娩部門は分娩直前の母豚を種豚舎から受け入れ、母豚の分娩を見守り、生まれたばかりの子豚をケアし、その後3週間、母豚が子豚を育てるための手伝いをする部署です。
体重200kgを超える母豚と1kg前後の新生子豚がいますが、一番体格差のある豚が混在していることになります。そんな大きさの違う母豚と子豚、それぞれが快適に感じる環境はもちろん異なりますが、可能な限りその環境に近づける管理になるように工夫をしてくことが大変重要な仕事になります。
元気な子豚をどんどん離乳部門へ届けるのが分娩部門の役割です。私たち人間は子豚を管理することはできますが、実際育ててくれるのは母豚です。私にとって母豚は力を合わせて子豚を育てていく仕事仲間のような存在です。
また、チームリーダーとしては部署内の作業をメンバーに振り分け、みんなの意見を取り入れながら協力して仕事を進めます。分娩部門にいる豚たちは3~4週間で次のステージへ移動してしまいますが、この豚が入れ替わるスパンは他部署に比べても短い期間です。そのおかげで前回失敗したことをすぐに次回へ活かすことが出来ます。短時間で多くの回数チャレンジできるため、多くの人の意見を活かすことが出来る、試すことが出来る。それが分娩部門のおもしろさでもあります。
動物に携わる仕事がしたかったことが第一に挙げられます。また、食べることが好きなので「食」に関わる仕事、体を存分に動かすことが出来る仕事を選びました。立地としては大消費地である首都圏が近い関東圏だったことが大きかったです。
まず豚舎の設備が整っていることです。いわゆる「3K」と呼ばれる養豚業ですが、当社の豚舎ではエサはほぼ自動給餌、糞尿の片付けも大掛かりなものは機械を使っています。
人間関係では温かい人が多いこと。懸命に取り組んだことは後に自分に返ってくるし、必ず自分の頑張りを見ていてくれる人がいる。当然のことかもしれませんが、入社してからそれを強く感じたことが幾度もありました。
中堅、次世代の育成に力を入れたい。またこの部門に関することなら誰にも負けたくないし、分娩なら戸河里!と言ってもらえるような存在になりたい。そして女性社員の中では年長になった今、若い女性が安心して仕事が出来るような頼れる人になりたい。
家でペットと過ごしたり、時間のかかる料理を作ったりするのが好きです。
アクティブなことは頻繁にはしませんが、たまには着飾って夫と遠出をしたりもします。東京までは2時間、スキー場も1~2時間で行けます。